教えるスタイルを理解してもらう

 学習開始時点でうまく軌道に乗せることが大事、という話の続きです。体系立った学習をして行く場合、基礎が固まっていない学生はその後の積み上げがしにくいので、基礎固めの最初、特に初日から軌道に乗せる事を考えましょうということを書いてきました。
 さて、レッスンのスタイルを大きく分けた場合、個人レッスンとクラスレッスンに分けられますが、教え方という点で見ると、個人レッスンで教える場合は、

○「その先生の独特のやり方で教える場合」
○「その個人の生徒に合わせて教え方を変える場合」
○「上の2つの折衷方法」

に分けられるのではないでしょうか。特に個人レッスンの場合は、教える学生のニーズによって決まる部分が大きくなります。例えば、

○楽しくおしゃべりしながら教えてほしい。
○即、役立つことを教えてほしい。
○男性の先生/女性の先生に教えてほしい。

といったことから、

○この教科書を使って教えて欲しい。
○一定期間内にこれだけのレベルに持って行ってほしい。
○自宅で宿題をする時間がないので、レッスンで全て分かるようにしてほしい。

といったものまで学生のニーズは様々です。レッスンの時間も学生の要望に合わせることが多くなるでしょう。
 一方、学校のようなクラス単位で授業を行う場合は、それぞれの学校で教え方・指導方針がある程度決まっています。個人レッスンと違い、個々の学生のニーズに合わせて教え方を変えていくという方法が取れないので(一人一人の要望をその都度採り入れていては統一がとれなくなってしまいます)、学生には学校の指導方針に従ってもらわなければなりません。
 このような、「教える側のやり方に従ってもらう」というスタイルの場合には、学習の開始時点で、「ここではこのようなやり方で学習します」ということを学生に理解してもらう必要があります。
 個々の学校にはそれぞれ独特のスタイルがあるはずです。学校はそのスタイルが最も効果を発揮するようにカリキュラムを組んでいるはずですから、そのカリキュラムが適切に実行されるように、学生に早く学校のスタイルに慣れてもらう必要があるのです。
 早くスタイルに慣れてもらえれば、その後の学習もスムーズになってくるでしょう。

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