日本語教師 参考書

日本語教師のための参考書の紹介です。




例解新国語辞典 第十版
初級から中級程度の学生に日本語を教えるのに適した辞書の1つです。単語を初級レベルの語彙で説明しているのと、例文が多く載っているので、少し工夫すれば授業に生かせます。常用漢字の筆順も便利です。




三省堂現代新国語辞典 第六版
『例解』が中学生向けの辞書なのに対し、こちらは高校から大人までを対象としています。やはり語彙説明がしやすいのと、類義語の違いが役立ちます。新語を積極的に採用しているのも特徴です。常用漢字の筆順もあります。




明鏡国語辞典 第三版
大人向けの辞典ですが、語彙説明がすっきり分かりやすいほか、助詞ひとつだけでも多数の用法が解説されていて詳しいです。『例解』や『現代』がカバーしていない語彙まで調べられます。一冊持っていると安心できます。




集英社国語辞典 第3版
大人向けで百科事典を兼ねているのと、全ての単語に発音記号が付いているのが特徴。通常のアクセント辞典に載っていない単語の発音が分かります。逆にアクセント辞典にある基本語彙(「地下鉄」等)は載っていません。




基礎日本語辞典
「かど」と「すみ」、「~ごと」と「~おき」など日本語の基本語彙を、著者が長年の日本語教育の現場を通して分析した辞典。イラストも豊富で類義語の分析に役立ちます。




日本語基本動詞用法辞典
動詞の用法と、動詞が名詞と結びつくときに、その動詞がどの助詞を使うかを分析した動詞専門の辞典。同じ動詞でも意味によって結びつく助詞が異なるのが分かります。




日本語文型辞典
「~につれて」「~といえば」「~わけにはいかない」など、日本語教育で扱われる文型の大部分、3,000項目が扱われています。中級以上の指導には必携の一冊です。




初級を教える人のための日本語文法ハンドブック
日本語学の成果を反映した日本語教育向けの文法書。日本語文法の全体を見渡せます。「時間」「授受」「話し手の気持ち」など文法項目ごとに多くの例文があげられ、各章には参考文献があげられています。




中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック
中上級の文法解説のほか、『初級』の文法もさらに深く分析しています。『初級』とあわせて持っておくといいでしょう。




現代日本語文法1 第1部総論 第2部形態論
現代語の文法を解説した7冊シリーズの1冊目。文法カテゴリーや文の成分、品詞の解説などがあります。巻末に7冊全体の総索引が掲載されています。




現代日本語文法2 第3部格と構文 第4部ヴォイス
シリーズ2冊目。格助詞、自動詞・他動詞や、「てあげる」「ておく」「受身」などを扱っています。




現代日本語文法3アスペクト・テンス・肯否
シリーズ3冊目。「している」「してある」「しておく」や、名詞修飾などを扱っています。




現代日本語文法4 第8部・モダリティ
シリーズ4冊目。「べきだ」「ものだ」「ことだ」や、「ようだ」「そうだ」「らしい」などを扱っています。




現代日本語文法5とりたて・主題
シリーズ5冊目。「も」「は」「しか」「ばかり」や、「なんか」「なんて」「くらい」などを扱っています。




現代日本語文法6 第11部 複文
シリーズ6冊目。「という」や「たら」「ば」「なら」、「から」「ので」などを扱っています。




現代日本語文法7談話・待遇表現
シリーズ7冊目。「これ・それ・あれ」や、「つまり」「すなわち」、敬語などを扱っています。




はとが (日本語文法セルフ・マスターシリーズ (1))
日本語学習者が「は」と「が」の使い分けを学ぶための本ですが、日本語教師もこの本を読んで「は」と「が」を理解することができます。




新完全マスター文法 日本語能力試験N1
日本語学習者のためのN1対策向けの文法書です。意味・接続・例文を簡潔に示しているほか、練習問題も多数掲載されています。




新完全マスター文法 日本語能力試験N2
こちらはN2対策向けです。『N1』と同様、意味・接続・例文、練習問題という構成です。




擬音語擬態語使い方辞典―正しい意味と用法がすぐわかる
擬音語・擬態語を分類し、意味と用法を解説しています。総語数約1,700語。日本語教育の現場から編集されています。小型で持ち運びに便利。




実力アップ!日本語能力試験1級 文法編
日本語能力試験N1の「機能語」の文法を意味と接続に分けて簡潔明瞭に解説しています。『日本語文型辞典』は例文が硬いのですが、この本の例文は現場で使いやすくなっています。小型なのも便利。『2級』と合わせた総索引はこの巻末です。




実力アップ!日本語能力試験2級 文法編
『1級』と同様、シンプルで明瞭な解説が分かりやすいです。2冊合わせて持っておくと便利。




敬語(講談社学術文庫)
文化庁の新しい敬語の指針にもとになった解説書。敬語の仕組みと使い方、二重敬語の誤りなどを詳細に解説しています




絵で導入・絵で練習
初級文型の導入や練習に役立つ絵が650点。1つの文型をいくつもの場面で練習できるように複数の絵が用意されています。CD-ROMから印刷できます。

タイトルとURLをコピーしました