単独の講師か複数によるチームティーチングか

 コース開始時点では、学校の方針を講師に伝え、学校・講師・学生の三者の連携を取っていくことが重要です。そしてこの三者間の連携はコースが終了するまで続いて行きます。
 この中で、教える立場となるのが講師です。1つのコースの中で、講師をどのように配置するかを決めるのは非常に重要な作業であり、またその配置の仕方は学校のスタイルの1つです。配置に関しては、

○そのクラスを一人の講師だけが担当する。
○そのクラスを複数の講師が担当し、チームティーチングをする。

の二通りが考えられます。
一人の講師だけが担当することの利点は、

○クラスで発生する状況を全て講師が把握できる。
(チームティーチングだと、自分の担当した日以外の状況は把握しづらくなる)
○カリキュラムの進み具合を全て自分でコントロールできる。
(前回少し遅れた部分を、次回自分で早めるということができる)
○他講師との引き継ぎのわずらわしさがない。
○学生と相性の合う先生だった場合、学生の満足度が高くなる。

などです。
一方、 チームティーチングの利点は、

○学生が複数のタイプの講師に触れることができる。
○講師が自分の得意分野に集中できる。
(いくつかの分野が組み合わさって、1つのコースとなっている場合)

などがあります。
語学教育では、複数のタイプの講師に触れる利点として、

○男性の声、女性の声の両方に慣れることができる。
○若い年代の声、年配の年代の声などに慣れることができる。
○異なったアクセントに慣れることができる。
○異なった語彙・表現に触れる機会が増える。

などがよく挙げられます。
チームティーチングの欠点としては、

○自分の担当日以外のクラス状況について把握することが難しい。
○カリキュラムを予定通り進めなければならない(予定通りに進まなければ、次に引き継ぐ講師に迷惑がかかる)
○毎回の引き継ぎ作業が必要になる(講師同士が学校で顔を会わさない場合は、電話やメール等の連絡手段になり、形式的になる)

などがあります。
講師を配置するのは学校ですから、学校は講師の能力が最大限発揮できるように考える必要があります。

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