学校として、体系だったカリキュラムで教える場合、そこで学ぶ学生には学校のスタイルに早く慣れてもらう必要があります。学校のスタイルというのは、具体的には、
○毎回、宿題がある。
○毎回、前回のレッスンの確認テストがある。
○毎回、だれかが短い発表をする。
○数回に1回(課や章が終わるたびに)、中テストをする。
○数回に1回(課や章が終わるたびに)、レポートを提出する。
といった学習に直接関係することや、
○定期的に席替えをする。
というような環境面のことも考えられるでしょう。長期で学習する場合、席替えはクラスの雰囲気がマンネリ化しないための有効な方法の1つです。
また、スタイルを統一するという点で、例えば、
「テキストを教える」
ということを考えてみた場合、
○必ずその日に予定されたところまで進む。
○予定はあるものの、その日のクラスの様子で進み具合を決める。
あるいは、
○テキストに忠実に進める。
○テキストに沿って進めるが、内容から、(多少)はみ出して教えることもある。
といった違いが出てきます。こういうところも、学習期間が長くなると、あとで差が大きくなってきます。とは言え、この程度の講師の裁量は学校の方針を揺るがすほどのものではないでしょう。
しかし、個々の講師が学校の方針をよく理解せず、自分の判断で好きなように教える、というようなことになると、大きな問題です。そもそも、講師によってあまりにもやり方が違うということは、せっかくの学校独自のカリキュラムが現場で有効に生かされていないということです。
これが、一人の講師がそのクラスを一人で最後まで担当するのならまだいいのですが、同じ1つのクラスを複数の講師で担当するというシステムの場合は困ります。担当講師によって教え方があまりに違うとなると、授業を受ける学生も混乱して学校のスタイルが身に付くどころか、学習の基礎が固まらないという結果になりかねません。
コースを開始する前には、学校の方針を講師と学習者に示し、講師間の連携をとりながら毎回の授業を進められるよう準備することが重要です。
